冷蔵庫は今やどこの家庭にもあるのが普通となり、独身者むけのアパートやマンションなどでは、入居前から部屋に備え付けられるのが一般化している。
それほどまでに冷蔵庫は生活する上で欠かすことのできない代物となっている。

その冷蔵庫がある日突然に故障し、修理となったときは一般の人は大変に困ってしまうものだ。
なにしろ冷蔵庫の修理など予期せぬ事態なのだから、もはや事故と同じ事態なのである。

そもそも冷蔵庫が冷える原理とは?

そもそも冷蔵庫はなぜ冷えるのかということである。

冷蔵庫に利用されているのは気化熱というものだ。
たとえば、予防接種など受ける際に、アルコールで接種部分をガーゼでふき取る。
その部分はヒンヤリと冷えた状態になる。
それは液体であるアルコールは熱を奪い、気体として蒸発させる。
これが気化熱だ。
冷蔵庫ではアルコールの役目を果たすのが冷媒だ。

冷蔵庫は中の温度を外に逃がして中を冷やすという原理だ。
この役割を担っている冷媒は液体として冷蔵庫内の温度を奪っていくと言えば簡単だろう。
熱を気化熱として外部に排出していくのだ。
冷蔵庫内に収容された気体冷媒はコンプレッサーによって圧縮され、高温高圧となった冷媒はガスとして凝縮されると液化していく。
そして膨張弁を抜け冷媒を気化していくのだ。
このときに大きく熱を奪っていくのである。
そのため冷蔵庫内は低温状態を維持することができるのだ。

ガス漏れやコンプレッサー異常は致命的な故障

冷蔵庫の修理としてやはり多いのは、急に冷えなくなるということだろう。
冷蔵庫の役割は冷やすことにあるため、この機能を失うことは大問題だ。
冷蔵庫の冷えるしくみから冷蔵庫本体の横か後ろが熱くなっていれば冷えるはずだ。
中に物を詰めすぎると循環しないため、冷えない現象は起こる。

また冷蔵庫本体が熱く感じない場合、冷媒ガスが漏れているかコンプレッサーの異常と考えられる。
冷蔵庫は電源が入った状態の時に中で何か音が聞こえたりする。
それは冷媒ガスが液体になって流れている音だ。
この音が聞こえるようであれば、冷媒ガスの漏れはないと考えられる。

いずれにしても冷媒ガスの漏れやコンプレッサーの異常は致命的と言えるため、修理が必要となる。

霜取り装置の不調にも要注意

冷蔵庫の修理で冷えないという故障のひとつに霜取り装置の異常がある。
冷凍庫内の霜が積もり過ぎて冷却器が外から熱を奪えなくなり、コンプレッサーが止まってしまうというものだ。

この場合については一度電源を切り、中のものをすべて取り出し冷蔵庫や冷凍庫内をきれいな状態にし、しばらく放置するといい。
そして改めて再稼働させた場合、治るケースは多い。

それでも治らない場合は専門に修理をお願いするのが無難と言える。