この間、旦那と些細なケンカをしたときの話です。
私はとても不器用で、電池の交換すら満足にできない人間です。
しかし旦那は真逆で、そういった作業はなんでも自分でこなしてしまう、とても器用な人間です。
そんな私たち夫婦が住んでいるのは、築20年の一戸建てで、子どもがまだ小学生のころ、30年ローンで購入しました。
私たちは老後のために少しでも貯蓄をするべく、「そろそろ家じゅうの照明をLED化しようか」なんて話をしていました。
家電に関しても漏れなく疎い私は、てっきりLED化するためには何か特殊な工事が必要なのかと思っていました。
なので家電量販店に相談し、工事の見積もりをもらってきてしまいました。
それを旦那に報告すると、旦那はすっかり呆れ顔です。
「LED化なんて、照明器具交換するだけだから、わざわざ工事なんて依頼する必要ないぞ」とのことでした。
単純に照明器具を購入し、それを付け替えれば良いだけだそうです。
しかしここでも私は、こう思ってしまいました。
「付け替えるのが素人では大変なんじゃないの?」
すると旦那は疲れていたのか、ムッとした顔でリビングに取り付けてある照明を外し始めたのです。
なにかソケットのようなものがついていて、それをクルッと回して、いとも簡単に外し、再び取り付けたではありませんか。
プライドの高い私は自分の無知を恥じながらも、「そんな態度ないじゃん!」と怒ってしまい、気の弱い旦那は黙ってしまいました。
完全な私の逆切れなんですけど、その日の夜旦那が謝ってきました。
結局、工事はキャンセルし、照明器具だけ購入して旦那が取り付けました。